3月3日は、何の日!?
あかりをつけましょぼんぼりににぃ~♪
おはなをあげましょもものはなぁ~♪
3月3日の節句のひな祭りは、ひな人形を飾り、
女の子の健やかな成長と健康を願い、
お祈りをする女の子のための行事。
いつから?
奈良・平安時代の頃、
中国の「節句」という考えが日本に伝わり、
その中国の陰陽道では、
1・3・5・7・9の奇数を「陽」とし、
同じ一桁の陽数が重なるときには、
強い陰(カゲ)をなすとして恐れられました。
そこから、1月1日(元旦)、3月3日(上巳)、
5月5日(端午)、7月7日(七夕)、
9月9日(重陽)には、
良くないことが起きないように、
身を清め、お供えをし、邪気払いを行った。
これが日本の朝廷は、
五節日という年中行事となりました。
このように遠い起源をたどれば、
奈良・平安のころですが、
現在のような形で庶民の間に定着したのは、
250~300年前の江戸時代です。
日本は明治5(1872)年まで旧暦だったので、
それまでの3月3日といえば、
今の3月上旬から4月中旬頃。
「桃の節句」といわれるように、
桜など春の花々の中で行われる行事でした。
ひな人形のはじまりは?
江戸時代の公家の間には、
「ひいな遊び(ひひな遊び、ひな遊び)」
という幼い女の子の遊びで、
人形を使ったおままごとがありました。
江戸の武家に対し、京都の公家の女性が、
嫁入りするケースが数多くあった頃、
ひいな遊びの人形が嫁入り道具として、
武家社会に持ち込まれました。
また、江戸時代には、上の五節日は祝日で、
江戸の街はお祭りの雰囲気でした。
ひいな遊びは、
このごろから3月3日の上巳の節句と結びつき、
菖蒲を剣に見立てる勇壮な端午の節句に対し、
「女の子のお祭り」として、
意識されるようになりました。
初節句って何?いつ飾って、いつ片付けるの?
女の子が生まれて、初めてのひな祭りが初節句。
あまりに日が近すぎる場合、翌年でも問題なし。
ひな人形を慌てて、
前日に飾る「一夜飾り」は、縁起が良くない。
正月の七草が過ぎたら飾ってもいいですが、
二十四節気の「雨水」(2月18日頃)を、
目途に飾ればいいみたいです。
ひな祭りが終わったらすぐ片付けないと!
『お嫁に行くのが遅れる!』って、
よく言われますが、心配はご無用。
片付けをきちんとするように!
との願いを込めた言い伝えで、
翌3月4日までに片付ける必要はなしです。
カビ予防もあり、3月中旬までの、
天気のいい湿気の少ない日に片付けです。
ひな祭りに食べるものは?
初節句の赤ちゃんは別として、
一般的にはハマグリの吸い物や、
菱もちがよく食べられています。
ハマグリの貝殻は、
互い対でなければぴったり合わず、
平安時代の宮廷では貝合わせなどの
遊びで使われたことから、
一生添い遂げる夫婦にちなんでいる。
植物のヒシ(菱)は、
水面に拡がって繁茂することから、
その葉の形を模した菱形は、
成長や繁栄のシンボルとなってました。
桃の節句の菱もちには、
初節句を迎える女の子の、
健やかな成長と豊かな人生への願いが、
託されています。
菱もちの『みどり』、『白』、『ピンク』、
の三色には意味があり、
みどりは「健康や長寿」、白は「清浄」、
ピンクは「魔除け」。
また、みどりを「大地」、白を「雪」、
ピンクを「桃」にたとえ、
「雪が解け、大地にみどりが戻り、桃の花が咲く」
というような春の情景を表しているという説も。
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もっと詳しくはネットで検索してみてくださいね。
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